スウェーデン

PaypalがiZettleを買収した理由|スウェーデンのフィンテック業界はどうなる?

izettleの創業者

iZettleという会社を知っていますか?欧州のSuareと呼ばれるフィンテックサービスで、2018年にPaypalに買収された会社です。Paypalほどの大企業になぜ、スウェーデンのスタートアップが買収されたのか?その理由やサービスの内容を具体的にご紹介していきます。

スウェーデンのユニコーンiZettleとは?

iZettleはストックホルムで生まれたフィンテック企業

スウェーデンといえば、フィンテックやキャッシュレスという言葉が似合うように、常にお金の流通の先端を走ってきた国。自国の仮想通貨の発行も進めており、2023年までには完全キャッシュレス化社会になるだろうと予想されています。

そんなスウェーデンの首都で2010年に生まれたのが、iZettle。必然とも言える、このフィンテックサービスはたった8年でユニコーンと呼ばれる売上1兆円を超える企業となりました。現在は、北欧やメキシコを含む12の市場でサービスを展開しています。ちなみに、スウェーデンのスタートアップで同じくフィンテックのユニコーンとして知られているのが、Klarna。Klarnaは、クレジットカード不要のオンラインでの後払いサービスです。

iZettleの仕組み

izettle-pay

iZettleのサービスは、iPhoneやiPadなどのスマホやタブレットでクレジットカード決済を可能にします。主にB to Cで用いられるサービスなので、個人商店向け。

たとえば、駄菓子屋さんや美容院に行って、クレジットカードは受け付けていないと言われたことはありませんか?そんな時、しぶしぶ現金で支払いをするわけですが、お店側にもクレジットカードを受けつけない理由があります。

実はあのクレジットカードを差し込む機器、めちゃくちゃ高いんです。レジごと変えなければいけなかったり、利用料も取られたりして、小さなお店はかなり困っています。

そこで、このiZettleが役立つと言うわけです。iPadやAndroidタブレットを購入してアプリを入れて機器を接続するだけで、クレジットカードの支払いを受け付けることができます。お店側としては、かなりメリットがあり、消費者側としてもありがたいサービスなんです。

iZettleの使い方は?

iZettleの使い方は、こちらの動画が参考になります。iZettleリーダーは、どこにでもあるクレジットカードリーダー。iPadとワイヤレスで接続して使えます。似たようなサービスにSquareがありますが、これはアメリカから生まれたサービスで、最近は日本でも展開されていますよね。

お店側が導入するのが一般的ですが、路上パフォーマーがチップをもらうときにも使えたりします。スウェーデンは2023年に現金を廃止する可能性が高いので、こうした機器がスウェーデンで生まれたのも当然かもしれません。

上場前にPayPalに買収された理由

ちょっとびっくりするニュースだったんですが、アメリカの巨人Paypalに買収されました。しかも上場目前だったときに、買収の話がありそれに乗ったんだとか。上場か買収か…、スタートアップの経営者としてはかなり悩むところですね。

PayPalがiZettleを買収した理由は、ヨーロッパのモバイル決済市場で強みを持つため。アメリカにはSquareと言う会社が幅を利かせており、モバイル決済市場を取るのは少し困難。それなら、ヨーロッパ版「Square」と言われるiZettleを買収して、ヨーロッパ市場を取ってしまおうと言うのがPayPalの考えだと言われています。PayPalとモバイル決済の組み合わせは、なかなか強力。今後、モバイル決済市場を誰が取っていくのかは、きになるところです。

iZettleの日本進出の可能性は?

現時点では、日本進出の可能性はありません。ジャック・ドーシーが最近来日して、Squareをアピールしていましたので、日本市場はSquareがとってしまうかも。そうそう、SquareのCEOのジャック・ドーシーは、Twitterの創業者でもありますよ。ウォルトディズニーの取締役もやっています。すごい起業家です。Twitterは日本でも人気があるし、日本人のデータも持っているから、Square優勢であることは待ちがないでしょうね。