MobiKwikは、インドの決済サービスとEコマースプラットフォームを兼ね揃えたサービスです。以前ご紹介した、PayTmの競合になります。インドのECと決済サービスといえば、この2社が代表的です。




今回は、フィッンテックのサービスのご紹介なので決済サービスのほうに注力してご紹介したいと思います。

インドの特殊なお金事情

インドのお金事情についてですが、2017年1月に衝撃的な出来事がありました。

インド政府が80%以上の紙幣を無効にしたのです。対象は、1000ルピーと500ルピー紙幣です。手元に置いておくと、紙切れになってしまうため、人々は銀行に殺到しました。

この背景には、インドの脱税問題が関係しています。クレジットカードでの支払いが一般的ではないインドでは、現金取引が基本です。取引の記録が残らないため脱税をしやすくなります。お金を銀行に入れずに、手持ちしている人をあぶり出すためにも、政府は紙幣を廃止し、一旦銀行にお金を預けさせることで裏金を把握しようとしたのです。

時代の波に乗る電子決済サービス

さて、それではMobiKwikの話に戻ります。MobiKwikはモバイル決済サービスであるとすでにお伝えしました。ATM、デビットカードなどから自由にカードへ入金ができます。残高内でコンビニ、タクシー、公共料金など様々ななシーンで利用可能です。

また、お金を友人へトランスファーさせることもできます。日本ではSuicaがありますが、あくまでもチャージして支払いのみですよね。中国を含めて、新興国ではモバイル決済が圧倒的なスピードで進化しています。また、残高を利用する場所はECプラットフォームがあるので、ネットショッピングに使えます。

ここまで話を聞くと、PayTmとの違いがわかりずらいのではないでしょうか。実際、インドでよく使われているのはPayTmなんですよね。そこでMobiKwikはEコマース上でのキャッシュバックに力をいれています。

しかし、これは長く継続できないでしょう。値引きをするということは、利益を削るということです。利益がなければ、人員削減や会社人事の見直しが必要になります。

PayTmの他にもFreechargeというプラットフォームもありますが、これはまた別の時にお話させていただきます。

言えることは、サービスのやり方はどこも違うように見えて、実際は同じことをやっているということです。Fintech(フィンテック)のポイントは、銀行がやっている金貸業をWebサービスでなくしてしまおうというものです。MobiKwikは、クレジットカードやデビットカードを必要としないサービスなので、スマートフォンがあれば他は何もいりません。現金を持ち歩かない時代はもうそこまできています。



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