スウェーデンの後払い決済サービスKlarna(クラーナ)。クレジットカードを持つ必要がなく、PCサイト上でアドレスと郵便番号を入力するだけで決済が可能。
イギリスやドイツなどヨーロッパ中に普及しているだけではなく、アメリカにも進出しています。日本にはまだ進出していませんが、これから進出することが期待されています。
スウェーデンのフィンテックスタートアップ「Klarna(クラーナ)」とは
Klarnaは2005年に創業したスウェーデンのフィンテックスタートアップ。現在14カ国にサービスを展開し70,00以上の小売業者と6000万人以上のサービス利用者がいます。
Klarnaの特徴は、後払い決済ができるということ。通常ECサイトでものを購入した時、クレジットカードやコンビニでの引き取りが日本では一般的です。しかしヨーロッパではクレジットカードを使ってる人がまだ少数。
特にドイツではクレジットのカードの普及率がとても低く、ECサイトでものを購入するときとても不便でした。それを解決したのがKlarnaの後払い決済。
Klarnaの仕組み
まず購入者がECサイトでものを購入するときに、メールアドレスと郵便番号を入力します。
次にそのユーザの信頼情報をKlarnaが確認し、問題なければ小売業者に対してお金を払います。その後購入者のところに請求書が届き、14日以内に支払いをおこないます。
このサービスの凄いところは小売業者は販売と同時に入金がされるだめキャッシュフローが非常に良くなる。さらに購入者はクレジットカードがなくてもECサイトで物が買える。
どちらにとってもメリットのあるサービスと言うこともあり、ヨーロッパ中心にとても広がっています。さらにここ数年アメリカにも進出しました。
アメリカにもクレジットカードをクレジット持っていない人がたくさんいるので、今後も広がりを見せていく可能性は大いにあります。
日本進出
Klaranが日本に進出する可能性はかなり低いでしょう。日本はクレジットカードを持っている人が増えてきました。
コンビニ払いという方法もあり、わざわざ後払い決済をする必要がありません。また、このサービスはプラットフォームが導入を検討する必要があります。
つまり、Amazonや楽天、その他ECサイトでKlarnaが導入される必要があるのです。楽天は楽天カードを発行しているため、導入は厳しいでしょう。
[…] そんなスウェーデンの首都で2010年に生まれたのが、iZettle。必然とも言えるフィンテックサービスはたった8年でユニコーンと呼ばれる売上1兆円を超える企業となりました。現在は、北欧やメキシコを含む12の市場でサービスを展開しています。ちなみに、スウェーデンのスタートアップで同じくフィンテックのユニコーンとして知られているのが、Klarna。Klarnaは、クレジットカード不要のオンラインでの後払いサービスです。 […]